SOGI: Sexual Orientation & Gender Identity

性別について考える機会がありました。
「心の性はものすごく多様。体も多様。」と改めて学びました。

LBGTQ
Lesbian Gay Bisexual Transgender Questioning(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、体と心の性が一致しない人、自分の生きる性を定めていない人)の頭文字を繋げた言葉。性的少数者に焦点が当たっている。

SOGI
Sexual Orientation and Gender Identity (日本語では「性的指向」と「性自認」)の頭文字を繋げた言葉。日本語読みでソジ。全ての人が持つ要素のこと。

「男と女」という二分では不都合な人がたくさんいることは、一般に浸透してきていると思います。

一方、LGBTQやSOGIについて「正しく理解する」ということはなかなか難しいと感じます。
そのように思ういくつかの理由です。

・性自認と性的指向の組み合わせや濃淡は、さまざまであること(人の数だけ性がある、というそうです)。
・「文化的性差(ジェンダー)」、つまり作り上げられた「男らしさ」「女らしら」の文化が絡むこと。
・少数派でも多数派でも、大っぴらに語るにはためらわれる性質を含むこと。
・人の成長過程が大きく影響すること。
・以上の理由で、本当はみんなよく分からない部分が大きいこと。
・日本のテレビに登場してきたおねえキャラは、明るくてあけすけな感じが強い。「芸能人」として生きる術だと思うが、それが「性的少数者のイメージ」として広まった面があること。
・国によっては、考え方に宗教が大きく影響すること。

うーん、正しく理解というのが何を指すかも分からなくなってくる…。「性は多様」さえ押さえておけば、あとは「その時の総合的なその人と自分」として考えればいいんじゃないの、と思います。(性的多数派少数派関わらず、性暴力を避けるための基本的な性の知識や理解は大事だと思いますよ!)

今回私がマジョリティゆえに疎かったことは、結婚やそれに準じる(日の当たる)制度のもとで家族を持つこと、家族になること、子どもを持つことについてでした。答えを深めてはいませんが、「結婚という制度自体」は、誰にでも開かれているべきだろうと考えました。結果的に制度に拘らない形を選ぶとしても、選択できる状況が公平だろうと思います。

今回のまとめ:
性のありようは多様である。
現在の制度や常識は、絶対的なものではない。
多数派の、無意識レベルも含んだ「当たり前」を、「あるべき姿」と考えることには慎重でいたい。
としてひとまず、終わります。