Buckwheat crepe and noodle

日本では蕎麦といえば、冷やでズズッも良し、熱々の出汁でふうふうも良し、いずれ「麺」として食べるのが一般的ではないでしょうか。「蕎麦粉」があれば、そばがきや、そば粉のお好み焼きも手軽に作れますけれど、蕎麦といえばnoodle。

対してフランス北西部ブルターニュ地方では、蕎麦といえば「ガレット」、そば粉のクレープが郷土の味だそうです。多くは塩味で、卵やハム、チーズ、きのこ、野菜等を挟んで食べます。

Served with "Crème brûlée" and "Marshmallow"

Served with “Creme Brulee” and “Marshmallow”

ブルターニュ地方は蕎麦の生産・加工が盛んで、歴史を辿ると15世紀、アンヌ王妃が無税で蕎麦栽培を奨励したためだそうです。やせた土地でもよく育つ蕎麦は、この地の人々に力を与えて、愛されてきたんですね。

生地は一晩寝かすことがポイントのようです。粘りが出て、とろ~んとします。

そして、焼くと香ばしさが出るのが特徴でしょう。麺にはない旨みに出会えます。少し焦げ目がつくくらいが美味。

最後に日本の蕎麦を。この出汁は美味しかった。昆布、シイタケ、前の日の煮物の出汁と人参も入れちゃう。付け合わせはカブときゅうりの浅漬け。

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